しばくぞ

こないだの土曜日は十三里ボーイのひっこしの手伝いに行っておりました。


行ってたんですがいろいろ波乱ぶくみだったわけで…（※きまぐれオレンジロード風に言って下さい）
まあ話が長くなるのですが、ひっこす理由になったのが十三里さんとこの旧大家が、１０人に聞いたら1億人が
マジで人としてヤバいと絶叫するレベルでひどいヤツだったことに起因していたわけで…（※しつこいですがきまオレ風にry）
そういう事情があったので、手伝いに行く途中の電車の中で十三里さんから「大家が今から家に来るって言ってる」というメールを貰って非常に焦りました。鶴橋から乗り換えて地下鉄に入った直後だったので、電話もメールもしにくくてもどかしいし、なんかまた変なことを十三里さんに言ったりしてたらマジで大家しばくぞと思いながら、十三里さんの部屋へ全速力で走って向かったんです。途中で携帯にかけたら十三里さんは出ねーし、絶対今大家にからまれてるなうやで！とか思ったら頭爆発しそうでした

部屋は10階だったんですが、エレベーターを降りた直後の私はジャックバウアーみたいな顔をしていたと思います。そして降りた私がやったことは

①携帯を110番を押した状態にして受話器マークをすぐ押せるポジションにした
②すぐ大家を蹴れるように靴を履きなおす
③持っていたプラスドライバーをコートの袖に隠し持つ

でした。

それなのに、念のため部屋に入る直前で十三里さんの携帯に電話したらアッサリ十三里さんが出て「ハイどうしました？」とか言ってきたんで腰がくだけそうになりました。腰がくだけた状態で部屋に入ったら、十三里さんは普通の顔で荷造りしていて、どうしたんだ大家はと聞いたら「もちこさんに見せたら悪いんで、うまいこと言って退散してもらいましたよお」という返事が返ってきました

私がその場に崩れ落ちたのは言うまでもありません。

まあ何事もなくて幸いでした。私が脳内でシュミレートしていたことはすべてオチが「大家のキンタマを蹴って逃げる」だったので、本当にやらなくてよかったと思います（※犯罪です）
そんなこんなでレンタル予約していたレンタカーを借りに店に行こうとしたら、30分ほど道を間違えて大遅刻してしまい最初からgdgdでした。それでもなんとかかんとかハイエースに乗り込みマンションの前に車をつけた後は、荷物を１０階から１階へ持って降りる作業を繰り返しました。正直ベッドを持って降りる時はもう１０階から下に投げ落としたほうが早くね？と思ったんですが（※犯罪です）がんばればなんとかなるもんですね

とりあえず一度に全部運ぶことはムリだったので、第一弾目の荷物を載せて30～40分程の位置にある新居まで運ぼうとしたら、のっけから十三里さんがＵターン禁止の表示のある箇所なのに「じゃあここをＵターンしてください」とか言うので「何言っとんねんボケ！！！出来るわけないやろ！！！」と最初からカチきれてしまいました
十三里さんの名誉のために言うと、免許がないことと方向音痴だということは完全に織り込み済みだったんです。分かっているのに大家のキンタマを蹴るつもりだった気持ちの持っていきようがなかった私は道中、十三里氏にかなり暴言を吐いてしまいました…自分だって引越しの手伝いに来てもらってるくせにね…もう本当にごめんとしか…

走った道路というのが阪神高速道路沿いのかなり交通量の多い場所で、片側４～５車線ほどあるところを普段乗らない車高のバカ高い車で走っていたせいで、かなりピリついた状態で私は運転していたわけです。だって仕事で出張先でいろんな車借りて運転手まがいのことやってるけど、今思い返したら全部人よりイタチを轢く恐れのあるようなクソ田舎ばかりでした。最悪です。

十三里さんが曲がる直前で「この交差点を左で」と言えば「お前ふざけんなよ！今一番右車線におんねんぞ！左とか今から行けるわけないやろボケ！しばくぞ！」と怒鳴り、不安になった十三里さんが「あれっこの道まっすぐだったかな」と言えば「ふざけんなよ！！！お前が分からん道を初めて来る俺が知ってる訳ないやろ！聞くなや！しばくぞ！」とわめき、完全に関係が壊れても仕方ないくらいの返しをしていました。最低です。
しかし幸いなことに十三里さんは気が長いというか慣れているというか「ぐぬぬ」といった面持ちで「申し訳ない」と潔く謝るばかりでした。しかしその冷静な態度に完全にトサカにきていた私は余計にキレるばかりでした。もうここまでくると十三里さんもじゃあどないせいっちゅうねんという気持ちだったと思います。もうヤクザと一緒だよねこれ



＜敗因：ハイエースにカーナビがついていなかった＞



第一弾目の荷運び途中で体力と精神と時間の限界を感じた私たちは、十三里さんの大学時代の先輩を召還しました。先輩は半年振りに後輩が連絡をとってきてウキウキだったようですが「お久しぶりです先輩。ところで引越し手伝ってください」という十三里さんの唐突な申し出に「俺はどこから何をとりあえず聞けばいいのだ」と若干面食らっていたようです

先輩はめっちゃ面白くていい人でした。一回目でヤマを越していたこともあって、二回目の道中は私と十三里さんはB`zの曲を歌うなど一度目のピリつきムードが嘘のように明るい気持ちで道を進んでいたのですが、ご機嫌になりすぎて道を間違えそうになり急に車線変更したりしたせいで、後部座席にいた先輩は「うわあオレ命一つしか持ってきてへんねんけど」と悲鳴をあげていました。マジすんませんした

色々あって荷物の運び出しが終わり、旧マンションの近くで３人でメシを食べました。インテ後にも行った中華料理屋です。春雨マジで辛かった。でもおいしかったです
和やかにご飯食べてんのに十三里さんが「いや～もちこさんが先輩と普通に喋れてて私びっくりしましたよ…もちこさん男の人苦手なのにね」とか急に言い出してうわっとか思ってたら、先輩も「ああなるほど、それで目逸らしながら喋ってんのか…」とか言い出すし何やねんコイツらとか思ったのは秘密のひっちゃんです